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大場内科クリニック

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2016.06.25(Sat) - 16:29 - 4:29 pm

せきが続くときは早めに呼吸器科へ

医学博士 大場啓一郎
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医学博士 大場啓一郎

こんにちは、大場内科クリニックです。長期にわたってせきが続いたり、夜間に息苦しくて眠れなかったりしていませんか。この症状がある時は、気管支喘息を発症している可能性がありますので、呼吸器科の早めの受診をおすすめします。

気管支喘息は怖い病気です

気管支喘息は、ダニやほこり、タバコ、花粉、ペットの毛やふけなどのアレルゲンにより引き起こされる呼吸器の病気です。症状は、長く続くせきや呼吸困難があり、呼吸をするたびに「ゼーゼー」とか「ヒューヒュー」といった音がする場合もあります。これは、アレルゲンを吸い込まないように気管支が急激に細くなることによっておこるのです。発作が長引くと体内が酸素不足になり、顔面は蒼白で唇や爪先が紫色になります。そして最悪の場合、酸素不足から意識を失って死に至るのです。長期間にわたって慢性的に気管支の炎症がある場合に、死に至る大発作が起こります。ですから、この慢性的な症状の段階で、気管支喘息を疑い、早めの受診をすることが大切です。息苦しくて夜に熟睡できないなどの自覚症状がある場合は、すぐに行動してください。

気管支喘息の治療には、発作を起こさないためにステロイドを使用し、また発作が起こっている場合には気管支拡張薬を使用します。気管支喘息は進行性の病気であるので、継続的かつ長期的に治療することが重要なのです。

 

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