2016.04.05(Tue) - 15:25 - 3:25 pm
睡眠時無呼吸症候群は日中の活動にも支障をきたす
こんにちは、大場内科クリニックです。閉塞型睡眠時無呼吸症候群(閉塞型SAS)が心配になって受診する患者さんが増えています。この病気は睡眠の質を低下させるだけでなく、日中の活動にも悪影響を与えます。
眠っても集中できず、頭痛もしばしば伴う
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(閉塞型SAS)は就寝中に呼吸停止を繰り返す病気です。目が覚めた後にも午前中に頭の重さを覚えたり、集中力低下によるパフォーマンスの低下で就業に支障をきたすことがしばしば見られます。これは就寝中の呼吸停止に対応しようと心拍数が上昇し、脳の活動も活発することを余儀なくされます。その結果、睡眠による疲労回復が思うように進まず、頭痛などの様々な症状となって現れます。そのように日常生活に深刻な支障をきたすため、閉塞型睡眠時無呼吸症候群(閉塞型SAS)は医療的ケアが必要な病気であることは明らかです。治療方法には、症状の程度に応じて選択されます。軽度であればマウスピースを就寝中に装着する方法が選択されたりしますが、より深刻と判断されると、特別な呼吸補助装置を就寝中に使用する方法が必要になることもあります。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(閉塞型SAS)の患者さんは、慢性的に疲労状態に置かれているので、疲労に伴う諸症状に悩まされます。日中の仕事にも影響してくるので、この病気に心当たりがある方は医師の診断を受けて下さい。